いろんなタイプの友達をつくり、よく遊ばせることが大切です。ところが、最近の子どもは習い事が多すぎます。お母さんに1週間のスケジュールを見せてもらうことがあるんですが、幼児教室だけじゃなく、体操教室もあれば、ピアノ等のお稽古事もある。最悪なのは毎日スケジュールが埋っていることです。せめて7日間のうち2日でもいいから、習い事のない日をつくり、自分の意思で遊んだり、絵を描いたり、公園に行く日をつくるようにすることが大切です。ついでに申し上げると、子どもが拒否反応を示したからといって、1つの習い事を1カ月か2か月で辞めさせてしまう親が少なくないのですが、これはやめたほうがいいですね。どんな習い事だって、ある時期、必ず壁にぶつかります。そのときにかわいそうだからと辞めさせてしまう親は受験には失敗します。幼児期に習い事をさせるのは、我慢することを覚えさせるためです。どんな習い事でも、あるラインを超えないと喜びは得られません。我慢することがないとか、壁にぶつかることがない習い事というのは単なる遊びです。だから習い事は一つで十分です。幼児教室を掛け持ちする人もいますが、幼児教室は1カ所でいいんじゃないでしょうか。私どもの場合は1カ所でいいように1回の授業が2時間、3時間あります。そんな長い時間、大丈夫ですかと聞かれます。ずっとペーパーをやっているわけでなく、行動観察も製作も、遊ぶ時間も、おやつの時間もあります。子どもは飽きるということがありません。2、3か所通うのも選択するための方法論としては間違いではありません。ただ、いずれ最終的にはメインとなる教室を1つに絞る必要はあります。